驚愕!体操選手は筋トレをしない?(筋トレメモ)

筋トレ

ある日体操を大学の部活で行なっていた方の話を聞くことがありました。それまで体操を行なっている人にはお会いしたことがなく、彼らのトレーニング方法に衝撃を受けました。全くウェイトトレーニングは行わず、基本的には自重トレーニングしか行わないそうです。

体操選手は選手は筋トレしない?!

テレビで拝見する体操選手の身体は筋骨隆々で非常に逞しい印象を受けます。彼らはトレーニング時、我々がイメージするようなウェイトトレーニングは全く行わないそうです。基本自身の身体のみを使用した自重トレーニングのみ行うようです。自重トレーニングのみであのような身体を作り上げることに驚きしました。ただ選手によりウェイトトレーニングを取り入れる方もいるかもしれませんが、話を聞いた方限りではいないようです。

体操選手にとって筋トレはアップ

彼らにとって自重の筋トレですらアップという位置付けのようです。どちらかというと体操の実技が彼らにとっては筋トレみたいなものなのかもしれません。通常のスポーツとは感覚が違うように感じます。格闘家もウェイトトレーニングを行わないと言いますが、こちらに関しては次回述べて行きます。

体操選手は超回復のようなことはしない

通常の筋トレでは、鍛えたらその部位の筋肉痛が回復するまで休ませ、回復してからまたその部位を鍛えるようなサイクルでトレーニングすると良いと言われています。そうすることによってより効率的に筋肉が育つそうです。しかし体操選手の場合は、常に休むことなく身体を鍛え続けるようです。

休むのは週に半日だけ!?

知人の話では、週に身体を休めるのは、たった一日だけと言っていました。しかしその休みとなる一日の中でも、自重的な筋トレぐらいするようです。そのため実質一週間で半日しか身体を休ませないと言えるでしょう。知人曰く二日も休んだら筋肉の落ちてるのをものすごく感じるそうで、絶えず鍛えることが日常化していると語っていました。

むしろ変に休みが入る方がキツくなると言っていました。ランナーが日々絶えず走らないと、一気に退化してしまうのと同じようなものなのでしょうか。まるでマグロのように絶えず動くようなライフスタイルを送っているようです。

大会前ですら休まない

私もそうですが大半のスポーツは試合前にベストなパフォーマンスを出すため、直前の日は休養します。私の父はあるプロのスポーツ選手だったのですが、大会前きちんと休養をとることが非常に大事だと言われました。実際にそのように調整した時のパフォーマンスの向上具合は身を持って非常に実感したことを今でも覚えています。

私の行なっていたスポーツの場合は、父の教えにより大会前は2〜3日は休養を取っていました。そのようにして生きてきた為、体操選手は前日でもトレーニングをすると聞いて非常に驚きました。体操選手のパフォーマンスを維持するためには、常に焚き火に薪を投入しなくてはならないのかもしれません。

体操選手の自重トレーニング

アップとして使用する種目は、主に腹回り筋力トレーニングのようです。正面、右左手サイド、背中の4種類を順々に行なっていきます。それぞれ違う部位を鍛えて行くため、休むことなく永遠とトレーニングをすることが出来ます。体操選手のような使える腹筋を作るためには、下記のトレーニングが良いみたいです。各部位をだいたい1分くらいづつで、3セットほど行うそうです。

私も教えてもらいながら行いましたが、15秒づつでも非常にキツかったです。ただ通常の腹筋のように首とかに力が入ることなく、ピンポイントで効かせたい場所に効いているようでした。ちなみに使える筋肉というより見せる筋肉の場合では、各部位を15秒3セットやるだけでも充分だと言っていました。メモがてらここに具体的なトレーニング内容を記していきます。

体操選手の正面腹筋の自重トレーニング

仰向けなり、手を頭上(起きてる状態で言う頭上)に伸ばしクロスし、足を軽く地面から離します。その状態でゆりかごのように、足と頭側をゆらゆら揺れて続けるそうです。

体操選手の側面腹筋の自重トレーニング

左右の腹筋に関しては、体の上方にある手を床に添え、下方の手は小面の腹筋と同様に頭上に伸ばし、足を地面から軽く離し揺れます。

体操選手の背筋の自重トレーニング

うつ伏せの状態で正面腹筋と同様なポーズをとり、ゆりかごのように揺れます。正面、右(左)側面、背筋、左(右)側面の順で3周するとスムーズでしょう。

体操選手の現役期間

体操はスポーツ中でも選手寿命が短いイメージがあります。そこで何故早くに引退してしまうのかに関して尋ねてみました。特に筋力的な耐久力が歳を重ねると衰えてくるようです。知人の場合は吊り輪をしている時に手首を曲げずに真っ直ぐにして体勢を保つことが出来なくなったため引退したと言っていました。

どうしても手首を曲げて負荷を逃さないと維持できなくなってしまったようでです。引退の理由は人それぞれだと思いますが、知人の場合は引退の問いで真っ先に思い浮かんだのは吊り輪のことでした。

知人の体格

非常に筋骨隆々で現役を退いてからも体脂肪7%を維持しているようでした。163センチで体重は53キロです。ただ最近は先ほどの自重トレーニングを行う以外は特に何も行なっていないそうです。基本的に体脂肪7%とか一桁台というのは健康的に暮らせないイメージがあります。

知人の場合は、現在は特に病気はしないようです。ただ体操選手時代は病気にはなりやすいようです。そのため選手たちは体調がおかしいと感じたら即病院にケアしてもらいにいき、常に身体のメンテナンスに気を配っているようです。

体操選手あるある

幾つか体操選手のあるあるネタを聞いて見ました。体操選手間で言われているあるあるネタは非常に興味深かったです。その中でも特に印象に残ったものを少々ご紹介していきます。

吊り輪の選手はある部分に特徴が

体操選手かどうかは見ればわかると言っていました。特に吊り輪の選手は、尺骨茎状突起(しゃっこつけいじょうとっき)もしくは外果(がいか)と呼ばれる所の毛が異様に濃くなってしまうようです。要は手の小指側にあるくるぶしのような部分に毛が生えてきてしまうそうです。もしその辺りの毛だけ濃い人がいたなら、吊り輪をしている人かもしれません。

水かきがむけている人は

鉄棒を行う人で、親指の水かき部分の皮が剥けてしまっている人は未熟者だそうです。鉄棒を行う時は基本的に親指を使用しないで行わなくてはならないため、水かき部分が剥けはしないそうです。ただ上方から鉄棒を持つ時に関しては親指を使用するとは言っていました。

元体操選手の話を聞いて

自身にあまり縁のなかったスポーツのため、どの話も私とっては非常に新鮮でした。身体の鍛え方の違いには衝撃を受けました。また体操選手の様々なあるある話も聞けて、非常に面白かったです。どのようなスポーツを行っているか、見かけだけである程度分かってしまうものなのですね。

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